歳をとって楽しくないこともない部分


40を過ぎると「若い頃」という感覚をよく感じるようになったりしません?

30代もまだ微妙。

なんかまだ認めきれないから、自分が歳とったって。

諦め悪いんです、私。

それを思い出すのはやはり今と比べて、といえのが多いのでしょう。

じゃあ今若い時に戻りたいかというと、はい、であり、いいえでもあるんです。

もう少しやりたいことやればよかったという意味では戻りたい。

仕事とか自分自身をある意味鍛えていくような意味ではもう勘弁、て感じ。

今、仕事をしていても楽だと思うのは何よりも心持ちだと思うのです。

若い時はなんていうか、硬いんですよね。

自分の中の正義であったり、絶対の価値観があるんです。

やたらめったら真面目に考えるし、一々正面から受け止めるから、傷だらけ。

本当に経験って自分を守るものなんだと思いますね。

でも、それがあったから今の自分がいる。

無駄じゃないけど、また一からはやりたくない。

やり直しだったら上手くできると思うけど、あの時ほどの感情の揺れがないということは学ぶことも少ないような気がするから。

一般常識で考えれば、挨拶やメール、お茶出しとかも今は考えずにできるけどあの時はわけわかんないことしてた。

来客へのお茶出しの時、なぜか急須をすごい高いところから傾けて茶器に入れてたんです。

その当時の私の主張では「お茶って熱々より少し冷めてる方が美味しいらしいからね」ていうことみたいだけど、そんなんで冷めるか〜い!て今ならつっこむ。

ちゃんとやり方もあるしね。

なんだったら中国の曲芸みたいに肩越しに高いところから注ぐぐらいすればよかった(うそ。できない。)

ていうくらい高いところから注いでました!

係長に「そんな高いところから入れるの?笑」てつっこまれた時にちょっとムッとしたくらい困った子だった。

それを思い出す度に「私、大きくなったな。大人になったな。」と楽しくなっちゃいます。

それと、あまり人と自分を比較しないようになったことが大きいですね。

若さって楽しいことばかりじゃない。

むしろ人の目を気にしてたり、視野が狭いから小さな問題が大きかったりする。

ひいて見てみるとなんでもない。

笑える余裕が出てきました。

そう考えると断然、今の方が楽しいかもしれないと思うわけです。

あの時に自分に何か言葉をかけるなら、

「ちょっとひいて見てごらん。それと、流れに身を任せてみるのもいいんじゃない?

今、最高にイヤだと思うことは少しじっとしてると違うものが見えてくることもある。

すぐに結論を出そうとしないで。

考え中、保留にしていい。」

て感じ。

私は正しいものが好きで、白黒つけたがって、それは人間関係もそうでした。

好き嫌いが激しいって疲れる。

だから自分を楽にするためにこう言いたかったという感じです。


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